バイクの交通・法律用語の知識を持とう
バイクの交通・法律に関連する用語はたくさんありますが、知っておくべき言葉や法律などもあるのである程度の知識を持っていた方が安心です。
知らなくても困らない事もありますが、知っていないと法律違反になることもあります。
また理解していたことで交通事故に遭ったときにも安心できたり、後悔する事も少なくなります。
特に制限速度や騒音規制、保険などの法律に関わる言葉についてはよく理解しておくべきです。
制限速度・騒音規制実はよく理解されていない?
バイクの制限速度は四輪とは違い排気量によって違うのでこれは理解が必要です。
また法改正で上限最高速度が変わった事もあるので知識を持っている方がいいでしょう。
50cc以下のバイクの制限速度は上限30キロ、50ccを超えるバイクについては四輪と同様の制限速度です。
125ccを超えるバイクは高速道路を走る事ができますが、この場合の上限速度は100キロとなります。
2000年の法改正前までの制限速度上限は80キロでしたが、現在は100キロです。
バイクにとって知っておきたい法律として重要なものに「騒音規制」があります。
バイクから発生する騒音に関しての許容限定を定めている規制で、国内では走行している時の加速走行騒音と定常走行騒音、さらに停止している時の近接排気騒音への規制がありました。
これは世界でも類を見ないほど厳しい規制でしたが、2014年になって測定方法や加速走行騒音の規定値について「欧州」と同じ規定値を利用するようになり、定常走行騒音規制については廃止となったのです。
2016年10月以降の新型バイクに関しては「近接排気騒音規制」が廃止となってこれも欧州と一緒になりました。
日本でも大型でフルパワーな車両が多くなったことで規制を欧州似合わせ調和しようという動きによってこうした規制廃止が行われたといわれています。
自賠責保険と任意保険に関して
自賠責保険に関しては自動車学校でも習いますのでよく理解されていると思います。
行動を走る「すべての車両」に加入義務づけとなっている「強制保険」です。
ただ勘違いしている人も多いのですがこの保険は被害者の救済目的による強制保険で事故被害を総合して補うものではありません。
人身事故に対してのみ保障があり、補償限度額を見ても死亡3000万、怪我120万、後遺障害75万から4000万と障害の等級によって補償額が変化します。
人に対しての保険という事なので被害者の車、事故当時持っていたものを破損した、事故によって公共物や他人の家を壊したといった被害に関して補償がありません。
これを勘違いして「自賠責保険に加入しているから事故が起きても大丈夫」と思っている人も多いのです。
相手の車やバイク、公共物や家などを破損した場合など備えられるのが任意保険であり、その中で自分が必要と思う保障や特約をつける事で、被害者の保有物や公共物などへの補償ができると考える必要があります。
自賠責保険だけで何もかもまかなえると思っていれば、交通事故を起こし加害者になったとき後悔する事になるのです。
バイクに関連する交通・法律用語にはこうした知っておくべき重要な事柄も含まれます。
知らなかったと後悔しないように交通・法律用語についても知識を持ちましょう。