スムーズな走りを幅広い領域で
ホンダCB400の心臓部は、排気量が400ccで水冷直列4気筒エンジンです。
回転数に応じ1気筒あたりの作動バルブ数が2バルブ、4バルブで切り替えになる、独創的なHYPER VTEC Revoというバルブ制御システムを搭載しています。
全域でトルク特性のパワフルさが実感できるだけでなく、燃費性能にも気を配ったパワーユニットとなっています。
状況に応じて燃料噴射量やタイミングを最適なものにコントロールすることで、燃焼効率の向上を実現させた燃料供給システムを採用しています。
始動性向上、アイドル回転数安定化のためのIACVをスロットルボディに装備しており、高速域から低速域までの幅広い領域で走りのスムーズさを追求しています。
排気ガス内の有害な成分を浄化してくれる、キャタライザーとも呼ばれる触媒装置や排気ガスの再燃焼システムが採用された排気系は、直4ならではの魅力たっぷりなサウンドの演出だけでなく、環境性能への配慮も見られます。
安定感のあるフレームとサスペンション
ねじれ剛性・横剛性の最適なバランスを追求したダブルクレードルフレームは、しっかりした安定感としなやかさを兼ね備え、高速走行中の安定性と軽く心地良いスポーツライディングを実現しています。
トップボックスやリアキャリアなどのアクセサリーに対応するため、シートレール部の補強も行っています。
フロントのサスペンションに採用したのはテレスコピックタイプで、無断階調整可能なプリロードアジャスターが備わっています。
剛性バランスに優れて路面追従性も高く、高い安定感と軽快さをあわせもったハンドリングとなっています。
フロントフォークにはチッピングガードが装備されているので、インナーチューブのダメージが軽減できます。
リアサスペンションには、リザーバータンクの付いたダンパー、アルミ製のスイングアームが装着されています。
また、プリロードアジャスターは5段階での調節が可能になっており、フロントと組み合わせることで体格、体重に合った細やかな調整が可能になっています。
その他の装備
タイプ設定されたABSが、雨の日に走る時には非常に頼もしいのがCB400です。
前後輪には車輪速センサーが装備されており、ここからの情報によってタイヤロックを自己診断機能付きのECUが監視します。
急激な路面変化、ブレーキのかけ過ぎによってタイヤがロック傾向になるとこれを検知、タイヤロック回避と車体のコントロールサポートを行います。
2眼メーターは、自然光タイプの文字盤なので視認性と高級感が高く、大型ネガ液晶パネルが中央に設置されています。
夜間走行で頼りになるマルチリフレクターヘッドライト、高密度なウレタンフォームを採用したシート、内側に収納ボックスが設置されたカウル、ホンダ独自のセキュリティシステムであるHISSと呼ばれる盗難抑止機構の標準装備などもCB400の特徴です。