ホンダ CT125・ハンターカブ

発表から大人気「CT125・ハンターカブ」

今回ご紹介するCT125・ハンターカブは、1981年に登場したCT110のカラーリングとデザインを取り入れた新型のハンターカブで、2020年3月に正式発表されました。
発売まで三ヶ月という期間があるにも関わらず、国内出荷計画台数を更新し、コロナ禍である現在も好調な売れ行きを記録しています。
常に人気のあるCT125・ハンターカブですが、その魅力はどこから来るのか探っていきたいと思います。

脅威の燃費と性能

ホンダ、スーパーカブシリーズは初代の発売から耐久性と燃費に定評があり、その性能は年々進化しています。
現在販売されているCT125・ハンターカブは125cc空冷単気筒エンジンでホンダ公式の燃費ではリッター61kmを記録しており、実際の公道走行でもリッター50km以上走れてしまうほどのエコバイクなのです。
その燃費は、同じ125ccクラスでもトップレベルで一度の給油で250km(燃料タンク5.3L)以上の走行が可能となっています。
また、もともと耐久性に定評のあったカブシリーズですが、現行モデルではさらに洗練されており、もはや壊れることはほとんど無いと言っていいほど完成されたバイクになっています。

日本一周できるバイク

CT125・ハンターカブは125ccと小排気量のバイクながら、小型な車体と取り回しのしやすいハンドルによって、どんな道でも苦痛を感じることなく爽快に走れてしまいます。シート後部にはスーパーカブシリーズ特有のキャリアも標準装備されているので、宿泊道具やキャンプ道具を積載するのも簡単です。
小柄な車体でどこにでも止めることが出来るので、コンビニで買ったご飯を景色のいい場所で食べたり、小休憩を取りながらツーリングを楽しむといったことが出来てしまうのもハンターカブの良いところです。
125ccということもあり、高速道路の走行は出来ませんが、それを苦痛と感じさせないフィーリングと加速感はこのモデルの特徴と言えるでしょう。

ハンターカブを運転する時の注意点

ホンダカブシリーズは自動遠心クラッチという独自のクラッチを搭載しており、ロータリー式に近いリターン式シフトチェンジを採用しているので他のバイクとは若干仕様が異なります。
簡単に説明すると、シフトチェンジをする際にクラッチを握る必要がないということなのですが、これが初心者の方にはちょっと難しかったりします。
通常のシフトチェンジだとギアを踏んだ時に4速からに3速に切り替わりますが、カブシリーズの場合、ギアを踏み込むとトップからニュートラルと切り替わりそのまま1速、2速と切り替わってしまうため、いつもと同じ感覚でシフトチェンジすると混乱します。
また走行中に2速から1速へシフトダウンした際に構造の問題で強烈なエンジンブレーキがかかるため、エンブレを多用するライダーは注意が必要です。