スズキ ハヤブサ

スズキが生み出した傑作バイク

スズキのハヤブサは、メーカー希望小売価格が税込みで約160万円、究極の公道バイクを目指して創られました。
所有感を満たしながら余裕を持って公道を走れる、そんなライダーの理想を形にしたのがハヤブサなのです。
機能の裏付けもあるデザインは、ひと目でそれと分かるスタイリングとなっています。

ハヤブサの特徴

フロントマスクのフォルムはダイナミックな上、縦型2灯式のヘッドライトを採用しています。
ラムエアインテークの外側には左右共にフロントウインカーが配置されており、これがハヤブサとしてのアイデンティティーとなっています。
テールカウルは日本の古くからの伝統である鎧兜を思いおこさせるような、ダイナミックな流線型が基調となっており、そこにリヤウインカーがビルトインされ、LED採用のテールライトとなっています。
日本芸術の代表とも言える鎧兜がインスピレーションを与え、できたのがハヤブサのデザインだったのです。

性能を形とする空力特性を追求したことから、有機的なフォルムと独特のスタイリングが生まれました。
有機的かつ独特で、たくみに風の流れをかわすエアロフォルムは、風洞実験によって開発されました。
また、マシンとマンが一体となったワンピースコンセプトにより、一般的なライディングポジションから伏せた状態の姿勢まで、整流効果を高めています。
ピストンにはアルミ鍛造を採用していて、PVD処理採用のオイルコントロールリングは、表面処理が滑らかになっていてメッキ層の厚みも均一なため、フリクションのロス低減と耐久性アップを実現しています。
L字型のアッパーコンプレッションリングを採用していて、シリンダー壁に燃焼ガス圧力によってリングが押し付けられ、シール性を優れたものとしています。

シリンダーに施した、SCEM高速メッキ処理は優れた耐熱性と高い放熱性を誇り、ベンチレーションホイールのポンピングロス低減は、各シリンダーの下部分を切って欠けさせることで構成しています。
バルブスプリングはチタンバルブ採用によってシングル化し、バルブコントロールがさらに正確になり、メカニカルロスも減らしています。
クラッチに採用したバックトルクリミッターは、エンジンブレーキが原因で起こる後輪スリップを抑制します。
ブレンボ社製のラジアルマウントモノブロックキャリパーをフロントブレーキに使っています。
モノブロックキャリパーには、これまでのツーピース構造と比較して高剛性かつ軽量という特徴があります。