ヤマハMAXシリーズ
ヤマハMAXシリーズは、最上位モデルのTMAXをはじめXMAX、NMAXとスポーツバイクのDNAを受け継いだ新生代のビックスクーターです。
先進性のデザインを備えながら、スクーターを遥かに超えた機動性を兼ね備えているMAXシリーズは多くのライダーを魅了しています。
今回は、そんなMAXシリーズの中でも異彩を放つ「XMAX」をご紹介したいと思います。
XMAX(ABS)の仕様
・排気量 249cc
・型式 8BK-SG70J
・エンジン 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒エンジン
・車格 2185x775x1415(全長x全幅x全高)
・車重 179kg
・シート高 795
・供給方式 EFI(フューエルインジェクション)
・燃料タンク 13L
・燃費 41.2(km/L)
・圧縮比 10.5
・最高出力 23PS
・最大トルク 24N・m
・メーカー価格 税込65万4500円
XMAXはビックスクーターのデザインを採用していますが、前後に小型ホイールを装備し、低いシート高を設定しており、フロントの重厚でスポーティなフォルムも相まってアメリカンのような独特の存在を放っています。
また、排気量からは想像出来ないパワーとスムーズさを両立しており、ビックスクーターに興味のないユーザーにも人気のあるモデルです。
ヨーロッパで大人気
日本では2000年代前半からビックスクーターのブームが来ていましたが、2010年以降は景気の悪化や排ガス規制の強化、駐車禁止の取り締まり強化などによって次第にそのブームは消えていきました。
しかし、ヨーロッパや他のアジアではビックスクーターの人気は止まることを知らず、特にヤマハのMAXシリーズは常に人気を誇っています。
XMAXはビックスクーターですが、その特性はスポーティでトルクフルな乗り味で、スロットルを開けば6000回転まで簡単に吹け上がるほどの軽快性を持っています。
峠でもそのパワーは健在で、上り坂であっても重さを感じさせずに加速していきます。
上位モデルに近いフィーリング
XMAXは同社のマジェスティよりも9kg車重が軽く、4馬力のパワーアップを果たしています。
車両の剛性が高くスムーズなハンドリングで、同クラスのビックスクーターにありがちなカーブでのブレや不安定感は全くありません。
また、小型のホイールを採用しているため前後タイヤのグリップ感を掴みやすく、無理な加速をしても体勢を立て直しやすいというメリットがあり、そのフィーリングは上位モデルのTMAXに近いものがあります。
フロントフォークは通常のバイクと同じ上下フォークブラケットを採用していて、スチール製のフレームによって剛性バランスが高い点は日本の道路交通事情にとてもあっています。
各パーツにも豪華装備を採用し、荷物の収納性も高いため、高級ビックスクーターとしての存在感もあるので、一味違ったビックスクーターを望んでいるならXMAXは最良のバイクとなるでしょう。