ヤマハ セロー250

ヒマラヤカモシカがモチーフのバイク

ヤマハのセロー250は、メーカー希望小売価格が税込み約50万円のバイクです。
セローという名前の由来は、ヒマラヤカモシカです。
特徴である柔らかいひづめは岩場を走るのにちょうど良く、中国中央部・南部、パキスタン北東部とインド北部の国境付近に位置するカシミールなどに生息しています。
たくさんのユーザーから支持され、いつしかセローを愛して乗り続けている人達をセローイストと呼ぶようになりました。
どんなステージでも自分のフィールドに変えられるポテンシャルの高さ、自由自在に操ることの出来る楽しさを持っているのがセロー250です。

セロー250の特徴

エンジンとして搭載しているのは、セローならではの扱いやすい低中速域と軽快感によって、どんなシーンでも力強く走ることができるだけでなく、環境への配慮も忘れていない空冷エンジンです。
実際に、平成18年に国内の排出ガス規制の基準をクリアしています。
ボディの中心部に重さがあるものを配置し、セミダブルクレードルフレームは剛性バランスの良さと軽量化を実現しています。
ライダーを基準として一体感、軽快感、凝縮感を達成しています。

ストロークには225mmものゆとりがあるフロントサスペンションに、ボトムリンク式で軽いアルミ製シリンダーのリアサスペンションのセッティングを最適化し、どんなシーンでも扱いやすくて軽快なハンドリングをサポートしています。
セローの名にふさわしい走りを実現しているのは、外径245mmフロントと外径203mmリアディスクブレーキに異径2ポットキャリパーを採用したことで実現した扱いやすさと優れた操作性です。
アルミ製のリムはフロントが21インチ、リアが18インチ、更にオンロードにおけるグリップ力とオフロードにおける走破性に優れた専用タイヤが装着されています。
この専用タイヤは、低騒音にも考慮しています。

夜間でも安心して走れるように、軽くて小径のヘッドランプは市街地や山道などでの様々な状況における視認性が確保できるような配慮がなされています。
マルチファンクションディスプレイを採用しているため、ツイントリップ機能、時計、スピードメーターがひと目で確認できます。
夜間走行中でも高い視認性を確保するため、グリーンのバックライトが点灯します。
スタック時などいざという時に頼りになるのは、リアサイド2カ所に装着されたハンドルスタンディングです。
さらに、フロントヘッドランプの下にはホルダーストッパーの装備もあります。

程よく硬く、厚いシートはトレールランから長距離ランまで、疲れにくい乗り心地をサポートします。
シート形状、810mmのシート高によって体重移動はスムーズですし、足つき性にも優れて自由度が高く自然なライディングポジションを可能にしています。
ショートホイールベースは1360mm、これと左右51度というハンドル切れ角が組み合わさることで達成された最小回転半径は1.9mとなっており、狭くても取り回しに優れています。
より深化したセローカラーは、ただハイセンスなだけでなく、カモシカの顔があしらわれたグラフィック、モチーフとしてアーガイル柄を取り入れているなど、それぞれのカラーによって個性も強まっています。