2ストバイクの魅力
数々の伝説を作った2ストロークバイクですが、排ガス規制の波に飲まれ日本での販売は終了してしまいました。
2ストロークエンジンは、同じ排気量であれば4ストロークエンジンと比較して2倍のトルクを発揮できしまうほどのパワーを持ち、小排気量でも鋭い加速を楽しめることから多くの人に愛されてきました。
「2ストバイクに新車があったらな…」なんて思っていませんか?安心してください。
今での2ストバイクは新車で購入可能なんです。
今回は現在販売されている2ストバイクについてご紹介したいと思います。
最新の2ストバイク
・カワサキ Ninja150RR(税込459800円)
2012年〜2015年にインドネシアで販売されていた水冷2ストロークモデルで、フルカウル装備の見た目はまさに小型レーサーです。
現在でも並行輸入によって当時の新車が国内で販売されているため、新車での購入が可能となっています。
149ccのエンジンながら28.5psの出力を誇り、134kgという軽量なボディで鋭い加速を楽しめます。カワサキ好きなら要チェックです。
・アプリリア SR 50R(税込330000円)
2ストエンジンで数々の実績を持つアプリリアが放つスクーターです。
エンジンは水冷2ストローク単気筒49ccでインジェクション仕様となっており、なんとEURO4に対応しています。
車重は108kgと若干重めですが、2ストエンジンの性能を生かすことによって重さを感じさせず、スムーズな立ち上がりと鋭い加速を楽しめるスクーターになっています。
・スズキ TS185ER(税込459800円)
1970年代に日本で販売されていたハスラーシリーズが原型で、見た目はまさにそのままという感じです。
空冷2ストローク183ccと強力なエンジンを搭載し、102kgという軽量な車体によって鋭い加速と湧き上がるトルクを発揮します。
当時のハスラーファンはもちろん、本格的なトライアルを求めるライダーにも最適なモデルです。
2ストはまだ眠らない
世界的に厳しくなる排ガス規制ですが、世界中で2ストバイクのファンは多く、EURO5施工後でもKTMやハスクバーナといった老舗メーカーは2ストバイクを販売しているので、2ストバイクにはまだ可能性があります。
また、現在販売されている2ストバイクは過去に販売されていたものよりも洗練され、機能的にも性能的には遥かに進化しています。
そうした2ストバイクが今も残っていることは非常に嬉しいことですね。
2ストバイクに乗ったことのないライダーも最新の2ストバイクを堪能して、楽しいバイクライフを送りましょう。
ライディングマナーに注意しよう
最新の技術を投入された2ストエンジンといっても2ストロークエンジンには代わりありません。
改善されているとはいえ、2ストエンジンの欠点である白煙や、甲高い排気音は健在です。
走行中のトラブルや不要な事故を避けるためにもライディングルールを守り、他車に迷惑をかけないように注意して走行しましょう。