旧車は狙われやすい
旧車とは、1970年から1980年ごろに発売されたレトロなバイクです。
クラシックバイクやネオクラシックバイクのようにレトロな雰囲気を持つ近代バイクというわけではなく、旧車は当時のデザインやパーツがそのまま残されている中古バイクのことを指します。
メンテナンスをしながら大切に乗るわけですが、実は旧車はバイクの盗難被害にあいやすいという傾向があります。
1つ目の理由は、旧車の価格が高騰しているという点があげられます。
バイク市場においては、旧車は「古いバイク」という位置付けではありません。
旧車にプレミア価格がつけられ、車種によっては新車よりも高値で取引されることもあります。
投資家の中には、旧車の高騰ぶりに目をつけて、投資目的で購入する人も多くいるほどです。
2つ目の理由は、旧車は最新のセキュリティ装備を搭載していないため犯罪者にとってはターゲットにしやすいという点があげられます。
以上の点から、旧車はバイク泥棒にとっては狙われやすいのです。
盗難対策していないオーナーは意外と多い
旧車を所有していたバイクオーナーの約6%程度は、バイクの盗難被害経験があります。
その理由はたくさんありますが、オーナー自身が十分な盗難対策をとっていなかったことも要因の一つと言えるでしょう。
実際バイクの盗難を経験した旧車オーナーのうち、特別な盗難対策をしていなかった人は全体の4割以上にも上ります。
古いバイクだから大丈夫だと思ったとか、面倒だったからなど、盗難対策をしていない理由はたくさんあります。
また中には、盗難対策をしているつもりでも、あっさりと犯罪集団に破壊されて盗まれてしまったというケースもあります。
ちなみに盗難対策をしていたけれど盗まれたというバイクオーナーが行っていた対策方法には、センサーライトや防犯カメラの設置などがあったほか、タイヤロックやハンドルロックなどがあげられます。
盗難対策はどうする?
バイクは、四輪自動車と比較すると盗難の被害にあいやすい傾向があります。
その理由は、持ち運び安いからです。
例えばタイヤロックやハンドルロックなどは、バイクをそのまま持っていかれてしまうと盗難対策としての効果はありません。
ロックをするなら地球ロックをするのが得策です。
センサーライトや防犯カメラ、GPS車両追跡サービスなどは、盗難対策というだけでなく犯人を特定する点でもおすすめです。
ただしこれらのシステムは、犯人に前もって知らせることが犯罪抑止力となります。
防犯装置が作動していることを伝える看板や張り紙をしたり、バイクに追跡システムが装備されている旨を通知できれば犯人があきらめる確率は高くなります。