ホンダが電動スポーツバイクを計画

HONDAも電動化へ

2021年春にハーレーダビットソンから電動バイクが日本で発売されました。
それを受けて各メーカーも様々な電動バイク販売を計画しています。そんな中、ついにHONDAが電動バイク事業に乗り出しました。
世界を代表するバイクを作り続けるHONDAが作り出す電動バイクとはどんなものなのか、少しご紹介していきましょう。

2024年までに原付クラスも電動化

HONDAの現社長である三部敏宏氏は記者会見で2024年までには原付クラスのEV化も目指していると表明しました。
現段階でも中型から大型のEVモデルを製作中ということで今後の日本バイク業界も大きく変わっていくのかも知れません。
HONDAは2018年に「PCX ELECTRIC(エレクトリック)」を発表しており、実用EVモデルとして投入されていますが、最高時速65km、満充電の走行距離41kmということで、同社のガソリンエンジンであるPCX 125ccと比較しても性能面で劣っている感は否めません。
そのため、真の電動バイクというにはほど遠いでしょう。
しかし、今回の発表により、電動バイクへ本腰を入れて製作することが想定されるため、さらに性能が向上したモデルが登場するでしょう。

電動バイクの大きな欠点

電動バイクに搭載されるモーターは非常に強力で、車種によってはガソリンエンジンに匹敵するかそれ以上のものも存在しています。
しかし、それだけのパワーを発揮するためには莫大な電力が必要で長時間の走行を行うためには消費電力にも気をつけなければいけません。
そこで一番の課題となってくるのが「バッテリー」です。現在のバッテリーはほとんどが「リチウム電池」を使用していますが、電動バイクに使用するには欠点が多いのも事実です。
電動バイクで使用するには蓄電量や充電量、重量、耐久性など様々な要因が関わってくるため、車のようにはいきません。
そこで、各メーカーや研究者の間ではリチウムイオンバッテリーに変わる新技術の開発が進んでいます。
実用化には至っていませんが、現時点でリチウムイオンバッテリーを遥かに超えるバッテリーも開発されてきており、数年後には実用化されるかも知れません。
そうなれば、電動バイクの欠点は現象し、さらに素晴らしい製品が登場するでしょう。

HONDAの電動バイクで世界が変わる

かつて、HONDAは「CB750Four」というバイクで世界のバイク常識を覆しました。
それまでトップに君臨していたバイクメーカーはこぞって廃業に追い込まれ、各メーカーの成長を促した出来事として今でも語り継がれている伝説です。
今回のバイクEV化の発表は世界のバイク業界に対しての宣戦布告であり、かつての伝説のように、世界を震撼させるようなモデルを投入してくるかもしれません。
世界のHONDAのこれからの動向が楽しみですね。