スピードスターの中古車購入で気をつけること

スピードスターというと歴代のポルシェのなかでも、ポルシェ356が有名です。

この名は2000年代にはオペルなんかも自社のスポーツカーに使いましたが、
この名を聞いたモータリゼーション世代の方なら
ポルシェ356以外は思いつかないのでは?

ポルシェ356は1940年代後半、戦後の敗戦にあえぐドイツで誕生した
現在のポルシェの原型であり、小型スポーツカーの原点ともいうべき車です。

誕生当初は1.1リッターエンジンを搭載していましたが、
1954年1.5リッターとなったポルシェ356の
ロードスターとして登場したのがスピードスターです。

その当時は軽量ボディに70馬力のエンジンを積み、
欧州各地のカーレースで華々しい成績をおさめました。

以後ハードトップタイプのガブリオレが登場するまでの5年間、
ポルシェの最高峰のクルマとして君臨したのです。

356のフロントグリルは、やや当時のVWビートルの面影があります。
これはデザイナーが同じだからで、ビートルとシャーシも共用していました。

その後356はB型C型へと進化し、そのたびにヘッドランプが
盛り上がってきて現在のポルシェとなっていったのです。
この車は半世紀も前の車ですので、
さすがにそのものを中古車で手に入れることは、とても難しいです。

オークションに出ても、何千万の値が付きます。
ただ人気車だけに、欧米の各社からレプリカが登場しています。

中にはビートルをシャーシに使った、当時さながらのレプリカもあるぐらいです。
レプリカが流行りだしたのは、80年代後半当たりからで中古車なら、
幅広い年式で見つけることができます。

特にレプリカは昔さながらなアバウトなものと、
CDやカセットなど当時の装備にはなかったAV機器やエアコンを装備したもので
シートも当時のような硬いバケットではなく、
多少クッションの効いたものあるいは2000年代ではETCやナビまで搭載した
外見は356レプリカだけど内装は今時といったように様々なものがあります。

また特にここ最近ではEV電気自動車でのレプリカも、アメリカを中心に登場していますね。
中古車でこのレプリカを購入する場合、気を付けたいのがこの内装です。

例えばリスト閲覧だけではCD付とあっても、
量販店で後からとってつけたものなのか、
あるいはレプリカメーカが最初から組み込んだものなのか、
内装の詳細な写真掲載がないと判断しかねます。

一番良いのはまずは現物を見に行くことで、そうすれば内装の状態は無論のこと、
ボディなどの細かい傷も見抜けますから買って失敗ということも少なくなります。